こんにちは、スタイリストの八鍬です。
今日は美容師の仕事道具であるハサミの事のついてちょっとお話したいと思います。
よくお客様に言われるのですが、『八鍬さん、たくさんハサミ持ってますね!』
そうなんです、僕はいつもシザーケースに5本のハサミを入れて仕事をしています。
これがそのハサミ達です。
どういう違いがあるかと言いますと、まず左から順に、刈り上げ用のハサミ(主にメンズカットに使います)
その次2本がセニング鋏で、片方が10%削ぎを入れる事が出来、
もう1本が30%削ぎを入れる事ができます。
少なくすくか、多めにすくか、毛質やスタイルでどちらを使うか選んで行きます。
その次のハサミが1番よく使うのですが、濡れている髪を切る用。
そして最後の1本がこれ!
お分かり頂けますか?なんだか刃が湾曲していますよね?
このハサミはドライカット用のハサミになっていて、
なんと普通にカットしようとするとまっすぐ切れないんです!
それもそのはず、わざと毛が逃げる様になっているからなんです。
何でそんな必要があるんでしょう?
毛先を軽くしたりする時にウェット用のハサミで乾いた毛をすべらせながらカットして行くと、
ちょっと引っかかったりするのでかなりテクニックが必要ですが、
このハサミを使うとスーッとなめらかに切れてしまうと言う優れものの一品なんです!
1度使ってしまうと手放せなくなるハサミなんです。
いかがでしたか?スタイリストによっても好みなどで色々なハサミが使われています。
切れないハサミでカットをすると枝毛になってしっまったりするので、
定期的に研ぎに出してお手入れもして行きます。
これからも道具を大切にして、お客様の髪をよりキレイに素敵なスタイルを提供できたらと思います。
プランタン銀座店 八鍬