先日観た映画をご紹介致します。
フランス映画の『大統領の料理人』です。
主人公の女性オルタンスはフランスの片田舎で小さなレストランを営んでいました。
そこにフランス大統領官邸のプライベートキッチンのスカウトの話がやってきます。
ミッテラン大統領は過剰な装飾を嫌い、素材そのものの味を大事にした
料理を好みます。
オルタンスは大統領が喜ぶ為だけに料理を作り続けます。
キッチン内の派閥や食材の資金問題などオルタンスは次々と壁に打ち当たりますが
いつも毅然とした態度で立ち向かいます。
その姿は人が持つ基本的な事で最も大切な事だと思います。
この映画は実際にあったお話でモデルになったダニエル・デルプシュという女性は世界中で
フランス料理や食材の普及に努めた人物です。
美味しいものが好きな方にはもちろんみなさんに観て頂きたい映画です。
大川ゆり