大好きな映画『勝手にしやがれ』がデジタルリマスターで新たな一面を見せてくれます。
勝手にしやがれは白黒映画ですがコントラストがより明確になりました。
そして寺尾次郎さんが新訳をしています。
“訳は家みたいなもの。時間が経ったらその時代に合うように改装していいと思う。”
と寺尾さんは話しています。
フランス映画、特にゴダールのものは難しい作品が多くよくわからないと
思う方も多いと思います。
でもそれこそが映画の楽しさでわからなさを自分の中で時間をかけて咀嚼してくれたらと
おっしゃっています。
私も初めて観た時から何年が経っています。
その時と今とでは感じ方も違います。
想像力豊かに長い時間をかけて咀嚼出来るように観たいと思います。
大川ゆり