「BLUE/ブルー」
ブルー。それは挑戦者の色。青春の色そのものだ。
三人の男に一人の女。ボクシングを通して現実と理想が入り混じる青春。
目の前の理想の男と現実を感じる男が乖離した時男はなにを想う。
「キッズリターン」の再来か!?
勝ちが正義という男の美学ではなく、現実に置かれた宿命に立ち向かう男たちの様。挑戦し実らずとも何か得ることを痛感する作品です。
役者さんの役作りももちろん素晴らしいんですが、主題歌の竹原ピストルさんが唄う「きーぷ、うぉーきんぐ!!」がエンドロールで流れるんです、とんでもない名曲です。
鋭利な歌詞が鈍痛の様に心に響きます。この瞬間三人の男たちがフラッシュバックされ目頭が熱くなります。
「ブルー」は儚い気持ちを表したり、「青い」は熟れていないという表現で使われる言葉でありますが、この映画で挑戦する色、ポジティブな色として認識して頂いて是非これから世に挑戦をする新社会人の方、そして立ち止まっている男性に観ていただきたいです。
オススメです、よろしくどうぞ。
中野店 湯本