Z世代に80'90年代の曲が流行っている、現代用語でいう「バズっている」というニュースを拝見しました。
SNSなどのダンス動画などで火がついたり、90年代特有の耳に残るメロディーや歌詞などが若者に響くのだとか。

90年代の音楽、、自分が聴いているのだと THE YELLOW MONKEY、UNICORN、T.M.Revolution、B'z、CHAGE & ASKA、globe、、そして相川七瀬

熱帯夜の、夜の交差点を歩く時なんかは相川七瀬流したらカッコイイわけですよ。
天才織田哲郎のメロディーと歌詞が耳に刺さる刺さる。
名曲「夢見る少女じゃいられない」
誰だって夢をみるものですが叶えているのでしょうか。
本日はそんな夢見る少女のお話しです、、、、、


「 Pearl 」  ( パール )

こちら昨年公開の「 X 」(エックス) という作品の前日譚の物語。
(エックスに関しては昨年ブログ内でご紹介していますのでご参照を)

テキサスの田舎の農場で暮らす少女パール。
若い彼女は多欲なわけですよ。外の世界を観てみたい。ショーで踊りたい。
そんな優美な世界に憧れる一方、現実は父親は寝たきり母親は厳格で彼女の夢すらを否定し閉鎖的な環境の中家畜の世話するわけです。
若くして結婚した夫は戦地に赴き帰ってこない、、、
そんなある時に街で映写技師の男と出会ったり、はたまた地方巡業のショーのオーディションがあると聞きつけ彼女は夢に向かって猪突猛進するんですね
夢を否定してきた母親。寝たきりの父親、半信半疑の映写技師、オーディションを誘ってきた夫の妹、、、全てをはねのけBang! Bang! Bang!、、、

とんでもないシリアルキラーのお話しなんですが、最初から最後までポップでミュージカルの明るさがありますから何故か彼女の応援をしてしまうんですね。
戦地に行った夫と会う、、公開日が7月7日(七夕)なのも作品との相性が良いですね。

そして主演のミアゴス。こいつは只者じゃない。
長尺の語りシーンやエンディング、彼女の演技なしにこの作品は成り立たないでしょうし、なにより「笑顔」をこんなにも不気味かつ薄気味悪いものにできるのかと、、笑顔の概念を歪ませる作品です。

彼女の閉鎖的環境に親子関係、そして時代設定のスペイン風邪等。今の現代と照らし合わせて観れるシリアルミュージカル。
前作とは全く違う作りで新たな層を取り巻くことのできる今作は是非女性に観ていただきたい一本です、もちろんZ世代にもしっかりはまる良作ですので彼女の夢にお付合い頂ければと思います。
ホラーというジャンルで個人的にオールタイムベストに入るかと予想しております。

こちら三部作で完結となります、三部目「 MAXXXINE 」(マキシーーーン)　にはケビンゲーコンが出るとか出ないとか、、

 

相川七瀬との結びつきが半ば強引に思われますが、歌詞とパールは物凄くマッチしております。
それにしても女性の欲の怖さを思い知らされるシリーズだなと、、大変面白うございました、、、
 

それでは本日の客様のご紹介です、、、、

ツーブロックにしていますが刈ってはいません。

かぶる毛先をかなり軽く切らせていただきまして、スタイリングすることで繋がっているように見えるよう切らせていただきました。

ホールディングワックスを多めになじませて散らすだけの簡単なスタイリングです。

夏に似合うスタイルかと思います。

髪質によってはパーマも必要かと思いますのでご相談ください。

よろしくどうぞ。

中野店　湯本