会話の中で「あ～、、」とか「え～っと、、」などの文言が増え、物事を思い出すセリフが増えた気がします。これは年齢(トシ)というやつでしょうか。
物を無くした時も昔より見つけるスピードが落ちた気がします、まだ見つかるだけマシなんですがね。

でも無くしてはいけないのもってこの世には絶対にあるんですよね。
今回はそんな映画、、、、


「 ミッシング 」

吉田恵輔監督、主演石原さとみ。
この映画で石原さとみが一皮二皮とめくれまくりです。

娘が失踪し全てが崩れる家族
その家族を取材する局員
とどまることのない誹謗中傷
あてのない情報
光は差すのか、、
多角的角度から見る、超弩級のヒューマンドラマ。


現在5月18日時点で今年度ベスト映画です。
三度観たオッペンハイマーを抜きました、もう皆様が思っている石原さとみはもういません。
テレビ局員の中村倫也
妻の夫、青木崇高
妻の弟、森優作
全員主演男優並みの演技です、ぐうの音も出ません。

石原さとみが監督に直談判して挑んだ作品。
届いた脚本は幼い娘の失踪事件。
そんな作品を出産後の石原さとみが演るというのが心中お察ししますといったとこだ、、
髪の毛をボディシャンプーで洗い、リップは塗らず。くたびれた役を作った
作中で髪を結ぶゴムからほつれた毛がそれを物語っている。
精神が壊れていくその様は今後石原さとみを語る上で欠かせない名演技にちがいない。

強いて言うと男性の僕自身が心が痛く重かった。
この作品を安易に女性に紹介することはできない。
ましてや家族のいる方になんてもってのほかだ。
誰かと観る映画ではないというのが本音です、、、

吉田監督は現実を突きつけ、皮肉にジョークを入れ込む天才。
オリジナルで脚本監督を今時やっている日本人監督あんまりいませんから、本当に尊敬します。
吉田監督過去作品もかなり良作ですので興味のある方は観ていただければ、、、、
(過去ブログにて三つ?ほど紹介しております)


それでは本日のお客様のご紹介です、、、





刈り上げスタイル

もう夏と言っても過言じゃない天候です、バッサリカット。
ジェルとワックスで簡単にセットできます。


にしても営業後にミッシング観て良かったな、、
5月は刺さる作品が多すぎるため当面営業前映画、営業後映画というハードスケジュールになります。

朝ボブマーリー、夜ミッシングという情緒の箍がおかしくなりそうです、、

よろしくどうぞ。

中野店　湯本