僕が住むマンションの101号室に住む住民は毎週金曜日に宅配のお寿司を食べている。
階が違えど毎週土曜日の朝になれば寿司桶が玄関先に置いてあり、その住民の食生活が垣間見えるわけだ。
皆さんお隣さんやご近所さんをどれくらい認知しているのか。
同じ区域に住みながら、お隣さんは果たして何をしているのか。
そんなことプライベートだから関係ないかもしれないが、壁が一枚あるだけで世界は遮断され情報は得られなくなる。
どこまで他所様に関心があるか、その壁の向こうがわを覗く勇気はありますか
本日はそんな映画
「 関心領域 」
5月公開、劇場での告知が2、3月位からだったと記憶しております。はっきり言って中身が鮮明に解るような広告ではないですが、このタイトルと中身で改めて正解な広告内容だと感じました。
とある家族の日常を切り取った映画で,出てくるシーンなんかも綺麗で優雅なご飯を食べ家族団欒をしていて幸せな家族なわけですが、このお隣さんというのがアウシュビッツ強制収容所という、、壁1枚で天国と地獄がはっきり分かれる世界線での生活
子供は水遊び、大人は酒を嗜み花の手入れをする。壁1枚で人間は悦な生活を送っている
この映画の大きな特徴として色んなアウシュビッツ作品がある中、一切内側を映し出さない。
加害者だけの視点、加害者家族の映像だけで幕が閉じる。
この家族は実際にいた家族で、父親は収容所で最も長く所長を務めたヘス所長。
幸せな家庭を客観的に見ると雲行きが怪しく当人は気づいてもいない。
観る側への関心を引き出し、そして映画というスクリーンが「壁」であることを客人に問う、そんな作品、学びも多くパンフも読み監督インタビューも拝見した。
劇中には言葉として出てこなかったが「アレクサンドラ・ビストロン・コロジエイジチェック」
この少女の作品が観たくなりました。
公開終了予定ですのでお早めに。
本日のお客様がこちら、、、、、
上の写真は前回いらしてくださった時、パーマをかけております。
いつもはさらっとミルキーセラムでセットしておりますが、パーマのスタイルに慣れてきたら違うセットもできると楽しいですよね。
そんなわけで今回はこちら、、、
見た目が変わるの楽しくないですか、是非ご相談下さい。
よろしくどうぞ
中野店 湯本